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デジタル補聴器/集音器を長持ちさせるには?

  • Mimitakara
  • 6月6日
  • 読了時間: 2分

 近年、補聴器/集音器はめざましく進化しており、2025年の現在ではノイズキャンセリングやAIによる自動調整、Bluetooth接続機能など、多機能なデジタル集音器が主流になっています。しかし、どんなに高性能でも「毎日のちょっとしたお手入れ」を怠ると、性能低下や故障の原因になることも。

 今回は、デジタル補聴器/集音器をできるだけ長く快適に使うための、正しいメンテナンス方法をご紹介します。

補聴器

1. デジタル補聴器のメンテナンス術-湿気対策は最優先!

 デジタル補聴器/集音器最大の敵は「汗と湿気」です。特に夏場や運動時、耳の後ろや耳道は想像以上に湿気を含みます。以下の対策が有効です:

  • 使用後は必ず乾いた布でふき取る

  • 夜間は乾燥ケースや除湿器に入れて保管

  • 汗をかきやすい方は防汗カバーを併用

👉ポイント:汗による基板の劣化を防ぐことが、長寿命の鍵です。


2. 定期的にイヤーチップやフィルターを清掃・交換

イヤーチップやワックスガード(耳垢フィルター)に耳垢が詰まると、音がこもったり出力が弱くなったりします。

  • 1〜2週間ごとにイヤーチップを外して洗浄

  • 月に1回を目安にワックスガードの交換を推奨

  • 専用のブラシでマイクやスピーカー部分の埃も除去

👉音質が急に悪くなったと感じたら、まずここをチェック!


3. バッテリーや充電池の管理も大切

充電式デジタル集音器が主流の今、バッテリーの寿命を延ばす工夫も重要です。

  • 満充電後も過放電を避けるため、定期的に使用する

  • 高温になる場所での保管はNG(車内など)

  • 長期間使わないときは半分ほど充電してから保管

👉バッテリー交換ができない機種では、管理次第で寿命が大きく変わります。


4. 月に一度は「動作確認」+年に一度は「点検依頼」

普段気づかない不具合を早期に発見するには、定期的なセルフチェックとプロの点検が効果的です。

  • 音量が左右で均等か?

  • 雑音が増えていないか?

  • Bluetoothなどの機能が正常に動作しているか?

👉販売店やメーカーによる点検サービスも活用しましょう。


まとめ:高性能だからこそ、日々のケアが重要

 2025年のデジタル補聴器/集音器は、「つけたまま自然に会話が楽しめる」レベルまで進化しています。でも、だからこそ忘れがちな「基本のメンテナンス」が、機器を長持ちさせるカギになります。「耳の相棒」として、長く安心して使い続けるために——ほんのひと手間を、毎日の習慣にしてみませんか?

 
 
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