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鼓膜がなくても聞こえる!おすすめの骨伝導集音器とその選び方

  • Mimitakara
  • 6月13日
  • 読了時間: 3分

1. はじめに

 音の聞き取りにくさに悩む方の中には、鼓膜が損傷していたり、手術により鼓膜を失っていたりする方もいます。こうした場合、通常の空気を伝って音を届ける集音器では十分な効果が得られないことがあります。

 そこで注目されているのが、鼓膜を経由せずに音を伝える「骨伝導式集音器」です。本記事では、鼓膜がない方に向けて、集音器の選び方やおすすめのタイプをご紹介します。

骨伝導

2. 鼓膜がないとどうなる?

 耳から入った音は、鼓膜を振動させ、中耳の小さな骨を経て内耳(蝸牛)に伝わります。鼓膜は音の「入り口」ともいえる大切な部分です。

 しかし、鼓膜がない、または大きく損傷している場合、この音の伝達経路が遮断され、音が内耳まで届きにくくなります。この状態では、一般的な空気伝導型の補聴器や集音器では効果が十分に発揮されません。

 一方で、骨を通じて音を伝える「骨伝導」であれば、鼓膜を使わずに音の振動を直接内耳に届けることができます。これが、鼓膜に問題がある方にとっての大きな希望となる技術です。


3. 鼓膜がない方に適した集音器の条件

鼓膜がない方にとって、集音器選びで重視すべきポイントは次のとおりです。


骨伝導タイプであること 鼓膜を経由せず、音の振動を頭蓋骨から直接内耳へ届ける必要があります。

快適な装着感 鼓膜に問題のある方は、手術後などで耳周辺が敏感な場合も多いため、軽量で圧迫感のない装着方式が望まれます。

音量調整・ノイズ抑制機能 環境音とのバランスや周囲の雑音を減らす機能も重要です。

長時間使用に対応した設計 充電式や省エネ機能があると、日常的に使いやすくなります。


4. おすすめの集音器タイプ

🔊 骨伝導式集音器

骨伝導式は、耳の外にある骨(側頭部など)に振動を与え、直接内耳に音を届ける方式です。耳穴をふさがないため、開放感があり蒸れにくいのも特徴です。


特徴:

  • 鼓膜を必要としない

  • 周囲の音も自然に聞き取りやすい

  • 眼鏡型・ヘッドバンド型・耳掛け型など多様なスタイル

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使用時の注意点

  • 骨伝導は内耳が正常であることが前提です。内耳に問題がある場合は効果が出にくいため、耳鼻科専門医に相談することを推奨します。

  • 音量を上げすぎると、振動が不快に感じることがあります。初期は低音量から始めて慣らしていくのがポイントです。

  • 骨伝導製品は外に音漏れする場合もあるため、使用場所やシーンに配慮が必要です。


まとめ

 鼓膜がない、あるいは鼓膜に損傷がある方にとって、一般的な集音器は十分な助けにならないことがあります。しかし、骨伝導式の集音器を選ぶことで、音を直接内耳に届けることが可能になります。

 製品選びでは、装着の快適さ・使用シーン・音の品質などを比較しながら、自分に合ったものを見つけることが大切です。まずは、耳の状態を正確に知ること、そして必要に応じて専門家と相談しながら最適な1台を選びましょう。

 
 
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