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高血圧と聴力低下の意外な関係とは?

  • Mimitakara
  • 18 分前
  • 読了時間: 3分

 高血圧といえば、脳卒中や心筋梗塞などの大きな疾患リスクが知られていますが、実は「聴力の低下にも関わっている」ことをご存じでしょうか?「年齢のせいだと思っていたら、実は高血圧の影響だった」というケースも少なくありません。

 この記事では、高血圧が耳に及ぼすメカニズムと、難聴リスク、対策のポイントを医学的根拠に基づき解説します。

高血圧

高血圧が聴力に与えるメカニズム


1. 内耳の血流障害

 内耳には、音を感知する“有毛細胞”や平衡感覚をつかさどる器官が存在し、これらは血液によって酸素や栄養を常に供給されています。高血圧により毛細血管が硬化・狭窄すると、内耳の血流が低下し、細胞がダメージを受けやすくなります。

→ 結果的に、「感音性難聴」(神経や感覚器の障害による難聴)を引き起こす可能性があります。


2. 聴覚神経への酸素・栄養供給の低下

 聴覚情報を脳に届ける聴神経も、高血圧による微小な循環障害の影響を受けます。これが継続すると、**音の情報を正確に伝えられなくなり、「音が聞こえるのに言葉が聞き取れない」といった症状が現れることもあります。


3. 血圧変動が内耳を刺激する

 高血圧の方の中には、血圧の急激な変動(朝の上昇・ストレス時の急上昇)が起こることがあります。こうした変化は、内耳のリンパ液バランスや血流に影響し、めまい・耳鳴り・耳閉感などの一時的な症状を引き起こす場合もあります。


高血圧による難聴の特徴

特徴

内容

症状の進行

徐々に進む(気づきにくい)

影響部位

両耳に同程度の聴力低下が起きやすい

聞こえ方

高音が聞き取りづらくなる/音は聞こえるが言葉が聞き取れない

併発症状

耳鳴り・耳閉感・めまいを伴うことも


対策|耳の健康を守るために

1. 血圧コントロールを最優先に

  • 食塩の摂取を減らす(1日6g未満が目安)

  • 週に150分以上の有酸素運動(ウォーキングなど)

  • 禁煙・節酒・ストレス管理も重要

  • 医師の指導のもと、薬による血圧管理を継続


2. 定期的に聴力検査を受ける

  • 高血圧と診断されている方は、年に1回以上の聴力チェックがおすすめ

  • 自覚症状がなくても、早期に変化を見つけて対処することで進行を防ぐことが可能です


3. めまい・耳鳴りなどの症状があればすぐに受診

  • 「聞こえづらい」「耳が詰まる感じ」「ふらつく」といった症状がある場合は、早めに耳鼻咽喉科へ


まとめ

 高血圧は自覚症状がないまま進行する「サイレントキラー」と言われますが、聴覚への影響も静かに、しかし確実に進んでいく可能性があります。

耳の健康を守るには、日頃からの血圧管理に加えて、“聞こえ”の変化に気づく感覚を持つことが大切です。

 「最近、聞き返すことが増えたかも…」そんなときは、血圧と聴力の両方に目を向けてみましょう。

 
 
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