若い世代にも増えている? イヤホン難聴のリスクと予防法
- Mimitakara
- 1 日前
- 読了時間: 2分
スマートフォンや音楽プレイヤー、リモート会議などで、イヤホンは日常生活に欠かせないアイテムになりました。でも近年、若年層を中心に「イヤホン難聴(ヘッドホン難聴)」が急増しているのをご存じですか?
「まだ若いから大丈夫」と思っていても、耳の細胞は一度傷つくと元に戻りません。今回はイヤホンによる聴力低下のリスクや、すぐにできる予防策を分かりやすく解説します!

イヤホン難聴とは?どうして起こるの?
📌 原因は「長時間・大音量」での使用
耳の奥にある蝸牛(かぎゅう)には、音の振動を感じ取る「有毛細胞(ゆうもうさいぼう)」がびっしりと並んでいます。大音量で長時間イヤホンを使い続けると、これらの細胞がダメージを受けて聴力が徐々に低下していきます。
🧠 自覚しにくいのが怖いポイント
イヤホン難聴は少しずつ進行するため、初期はほとんど気づきません。「なんとなく聞き取りづらい」「耳鳴りがする」などの軽い症状が出ても、疲れのせいと勘違いされがちです。
🚨 イヤホン難聴の主な症状
高音が聞こえにくくなる
周囲の会話が聞き取りづらい
耳鳴りがする(キーン・ジーという音)
音がこもって聞こえる
耳の違和感、圧迫感
※このような症状がある場合は、早めに耳鼻科の診察をおすすめします。
今すぐできる!イヤホン難聴の予防法
1. 音量は「60%以下」を目安に
できるだけ周囲の音が聞こえる程度の音量に設定しましょう。「聞こえにくいから」といって音量を上げるのはNG!
2. 使用時間は「60分以内」、こまめに休憩を
「60分使ったら10分休む」といった**“耳の休憩時間”**を取り入れて。音楽や動画に夢中になっていると、耳の疲れに気づきにくいものです。
3. 密閉型イヤホンより開放型・骨伝導イヤホンを検討
外部の音を完全に遮断するタイプは、大音量にしやすい傾向があります。開放型や骨伝導タイプなら、周囲の音を聞きながら使えるため耳への負担が軽減できます。
4. イヤホンはこまめに清掃・交換
汚れや雑菌がたまると、外耳炎など別のトラブルにもつながります。特に夏場は汗や皮脂がイヤホンに付きやすいので、定期的なメンテナンスを忘れずに。
まとめ:耳の健康は「習慣」で守れる
音楽や動画を楽しむことは、生活の中の大切な楽しみ。でも、その心地よさの代償として「聴力」を失ってしまうとしたら、どうでしょう?
イヤホンの使い方を少し工夫するだけで、将来の聴力を守ることができます。今日からでも遅くありません。耳にやさしいリスニング習慣、始めてみませんか?