寒くなる季節、耳にも注意!冬の聴力トラブルとその対策
- Mimitakara
- 3 日前
- 読了時間: 3分
気温が下がってくると、風邪や肩こりだけでなく、「耳が詰まった感じがする」「耳鳴りが強くなった」「補聴器が違和感ある」といった耳にまつわる不調を訴える方も増えてきます。
実は、耳の働きは気温や体温、血流、自律神経のバランスと密接に関係しているため、寒さによる身体の変化が耳の不調や聴力低下につながることもあるのです。この記事では、寒い季節に起こりやすい耳のトラブルと、その対策についてご紹介します。

寒さが耳や聴力に与える主な影響
1. 血流低下による「耳鳴り」や「聞こえづらさ」
耳の奥(内耳)には繊細な毛細血管が通っており、血流が悪くなると音の処理が鈍くなります。寒さによって身体が冷えると、血管が収縮して内耳への酸素・栄養が届きにくくなり、
音がこもって聞こえる
耳鳴りが強くなる
一時的な難聴のような状態になる
といった不調が起こることがあります。
2. 自律神経の乱れによる耳の圧迫感・耳閉感
寒さによって交感神経が優位になり、自律神経のバランスが崩れると、耳の周囲の筋肉や血流にも影響が及び、耳が詰まったような感じ(耳閉感)や、音がぼやける感覚が出ることもあります。
とくに睡眠不足やストレスと重なると、耳鳴りやめまいなどの症状が出やすくなる傾向があります。
3. 乾燥による外耳炎・かゆみ
冬場は空気が乾燥しやすく、耳の中の皮膚(外耳道)も水分が奪われてカサつきがち。そこにイヤホンや補聴器を長時間装着すると、かゆみ・炎症・外耳炎の原因になることも。
耳がかゆいけど、掻くと痛くなる
補聴器が当たる部分が赤くなる
耳の中に違和感が続く
といったトラブルに注意が必要です。
4. 補聴器・集音器ユーザーは“冷えと湿気”に注意
寒さで耳が冷えすぎると、補聴器の金属部分が冷たく感じて不快感につながることがあります。また、外気と室内の温度差によって、補聴器内部に結露(けつろ)=水滴が発生し、電子部品の誤作動や音質低下につながることも。
冬の耳トラブルを防ぐための対策
まとめ
寒さは耳にとってもストレスになります。聞こえにくさや耳の違和感があると、会話や外出が億劫になり、心の元気まで落ちてしまうことも。
耳を冷やさないこと
聞こえの変化を放置しないこと
補聴器や集音器のケアを怠らないこと
こうした小さな工夫で、寒い季節も快適に、安心して過ごすことができます。
「最近、耳の調子が悪いな」と感じたら、その原因は“冷え”かもしれません。まずはできることから、耳をいたわる習慣を始めてみましょう。



