骨伝導集音器のメリットとデメリットをわかりやすく解説
- Mimitakara
- 9月8日
- 読了時間: 3分
近年、「骨伝導」という仕組みを利用した補聴サポート機器や集音器が注目されています。耳に直接音を届けるのではなく、骨を振動させて聴覚神経に音を伝えるという独自の方式により、従来のイヤホン型や耳かけ型と異なる利便性を持ちます。
「耳がふさがらないから快適」「難聴の人にも使えるの?」一方で「音質はどうなの?」「本当に効果あるの?」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
この記事では、骨伝導集音器の仕組みと特徴をふまえ、具体的なメリット・デメリットをわかりやすく解説します。

骨伝導集音器の主なメリット
1. 耳をふさがないので、周囲の音も聞こえる
一般的なイヤホンや補聴器と異なり、外耳道を塞がないため、環境音(車の音、呼びかけ、チャイムなど)を自然に聞き取りながら、会話音声やテレビ音声を補えるのが特長です。→ 安全性が高く、高齢者の屋外使用や家庭内での使用に適しています。
2. 外耳・中耳のトラブルがあっても使用可能
中耳炎・外耳炎・耳垢詰まりなど、外耳や中耳に障害がある人でも音を聞くことができるのは骨伝導の大きな利点です。
鼓膜を使わず、直接内耳に音を届けるため、難聴のタイプによっては骨伝導の方が効果的なケースもあります。
3. 蒸れや圧迫感が少なく、長時間でも快適
耳の中に機器を挿入しないため、蒸れ・痛み・かゆみが少なく、皮膚トラブルのリスクも低いです。特に、補聴器やイヤホンの装着感に違和感がある方には快適な選択肢となります。
4. マスクや眼鏡との併用がしやすい
耳にかけない・ふさがない構造の製品が多いため、メガネ・マスク・補聴器などと干渉しにくく、日常生活で使いやすいです。
骨伝導集音器のデメリット・注意点
1. 音質がやや劣る(特に高音・低音)
骨を伝わる音は、空気を介した音よりもややこもった音質になりやすい傾向があります。音楽鑑賞には不向きで、会話中心・音声中心の利用がメインとなります。
2. 重度の感音性難聴には効果が限定的
内耳や聴神経に障害がある場合(感音性難聴が重度の場合)、骨伝導でも音が届かないため効果が薄くなります。→ 聴力測定を行い、難聴のタイプに合った機器選びが必要です。
3. 骨への圧力や振動が不快に感じる場合がある
顎やこめかみ部分に振動子が接触するタイプは、長時間使用で骨や皮膚が痛い・違和感があると感じる人もいます。
特に骨が敏感な方や体質によっては、使用感に注意が必要です。
4. 環境音が混ざるため、雑音下では聞き取りにくいことも
耳をふさがない構造は利点でもありますが、周囲の雑音もそのまま入ってくるため、騒がしい場所では会話が聞き取りづらくなるケースもあります。
まとめ
骨伝導集音器は、従来の補聴器や集音器が合わなかった方にとって、新しい選択肢として期待できる技術です。特に「耳をふさぎたくない」「中耳に問題がある」「メガネやマスクをよく使う」という方には大きなメリットがあります。
一方で、音質やフィット感、聴力のタイプによっては十分な効果を得られないケースもあるため、購入前には試聴や専門家への相談をおすすめします。
聴力のタイプに合った正しい使い方をすれば、骨伝導集音器は生活の質を高めるサポートツールとして活躍してくれるでしょう。



