食事と聴力の関係|耳にやさしい栄養素とは?
- Mimitakara
- 9月24日
- 読了時間: 3分
「最近、人の声が聞き取りづらくなった」「耳鳴りやこもった感じが気になる」こうした“耳の不調”は、年齢や騒音だけでなく、日々の食事と深く関わっていることが分かってきています。
内耳(ないじ)は非常に繊細な器官で、わずかな血流障害や酸素不足でも機能が低下してしまうため、全身の血管・神経・代謝と直結する「栄養状態」は、聴力の維持にとってとても重要です。
本記事では、耳の健康をサポートする「耳にやさしい栄養素」と、日常に取り入れやすい食事の工夫を紹介します。

なぜ食事が“聴力”に関係するのか?
耳の中には、音を感じる「有毛細胞」や、脳へ信号を送る「聴神経」があります。これらの細胞は、十分な酸素と栄養を必要とする高感度な組織であり、血流や細胞の酸化ダメージによって影響を受けやすいのです。
特に、次のような要因が耳にダメージを与えると考えられています:
血流の悪化(高血圧・高脂血症など)
酸化ストレス(活性酸素による細胞障害)
神経の働きの低下(ビタミンB群不足など)
これらを防ぐためには、抗酸化作用・血流改善・神経保護に関わる栄養素の摂取がカギになります。
耳にやさしい栄養素とその働き
① ビタミンB12(メコバラミン)・葉酸
聴神経の修復・神経伝達の正常化に関与
加齢性難聴の進行を遅らせる可能性も示唆されている
葉酸は赤血球の形成にも関わり、血液循環を助ける
▶ 含まれる食品:レバー・あさり・しじみ・納豆・卵黄・緑黄色野菜(ほうれん草など)
② ビタミンC・ビタミンE(抗酸化ビタミン)
活性酸素のダメージから内耳の細胞を守る
加齢やストレス、紫外線などによる“酸化ストレス”を軽減
ビタミンCは毛細血管の強化にも関与
▶ 含まれる食品:柑橘類・ブロッコリー・ピーマン・アボカド・ナッツ類・オリーブオイル
③ オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)
血液をサラサラにし、内耳の血流改善をサポート
炎症を抑える働きもあり、耳鳴りや軽度の聴力低下の緩和に効果が期待される
▶ 含まれる食品:青魚(サバ・イワシ・サンマ・マグロ)、亜麻仁油、えごま油
④ マグネシウム・亜鉛
内耳の有毛細胞を守る働きがあり、「突発性難聴」の予防や治療補助として使われることも
ストレスに強い体を作る上でも重要
▶ 含まれる食品:海藻類・豆腐・ゴマ・ナッツ・牡蠣・カシューナッツ・雑穀
⑤ ポリフェノール・イソフラボン
強い抗酸化作用で、内耳の細胞老化を予防
血管の柔軟性を保ち、血流の改善にも関与
▶ 含まれる食品:緑茶・赤ワイン・大豆製品(豆乳、味噌、納豆など)・ブルーベリー
耳に悪い食生活とは?避けたい習慣
塩分の摂りすぎ → 高血圧→内耳の血流低下につながる
加工食品・ファストフード中心の生活 → 酸化ストレスが増加
野菜不足・偏った食事 → 抗酸化ビタミンやミネラルが不足
水分不足 → 血液の粘度が高くなり、内耳の血流が低下しやすい
まとめ
耳鳴りや聞こえにくさがあると、「年齢のせい」「仕方ない」と感じがちですが、日々の食事が耳の細胞や神経、血流に密接に関わっていることを忘れてはいけません。
特別なサプリや薬に頼る前に、まずは毎日の食卓を少し見直すことが、聴力の維持・改善の第一歩になります。
耳の健康を気づかうことは、全身の健康への気づきにもつながります。食事から始める“聞こえケア”、ぜひ今日から意識してみてください。



