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夏に気をつけたい!耳の健康と対策ガイド

  • Mimitakara
  • 1 日前
  • 読了時間: 3分

はじめに

 夏は開放的な季節で、海やプール、音楽フェスなど楽しいイベントが盛りだくさん。でも実はこの時期、耳にとっては過酷な環境でもあるのです。

汗や湿気、大音量、イヤホンの長時間使用、水の侵入など…こうした要因が重なることで、かゆみ・痛み・聞こえにくさといったトラブルにつながりやすくなります。

 今回は、「夏に多い耳のトラブル」とその原因・症状・対策方法をくわしくご紹介します。ぜひご自身やご家族の耳を守るヒントにしてください✨

夏

👂 夏に多い耳トラブルとその対策

① 外耳炎(がいじえん)

📌 原因:

  • プール・海で耳の中に水が残る

  • 綿棒などで耳の中をこすりすぎる

  • 湿気で雑菌が繁殖しやすくなる


📌 症状:

  • 耳のかゆみ・軽い痛み

  • 耳に触れると強い痛みがある

  • 耳だれ(膿のような分泌物)

  • 聞こえが悪くなる


📌 対策:

  • 水泳・入浴後は耳の周囲をタオルで軽く拭く

  • 綿棒で奥まで掃除しない(耳には自浄作用があります)

  • 痛みやかゆみが続く場合は、すぐに耳鼻科へ


② 耳垢栓塞(じこうせんそく)

📌 原因:

  • 汗や湿気で耳垢が膨張・ふやける

  • イヤホンの多用で通気が悪くなる


📌 症状:

  • 耳が詰まった感じ

  • 聞こえにくい

  • 自分の声が響く(自声強調)

  • 軽いめまいや不快感


📌 対策:

  • 無理に取ろうとせず、耳鼻科で除去してもらう

  • イヤホンの使用時間を短く

  • 月1〜2回程度の軽い耳掃除で十分


③ イヤホンによる皮膚トラブル

📌 原因:

  • 汗や皮脂がイヤホンに付着し雑菌が繁殖

  • 素材アレルギー(金属・シリコンなど)


📌 症状:

  • かゆみ、赤み、湿疹、ただれ

  • ヒリヒリする不快感


📌 対策:

  • イヤホンを清潔に保つ(使用後にふき取り)

  • 長時間の連続使用を避ける

  • 異常を感じたら使用を中止し、皮膚科または耳鼻科へ


④ 大音量による「音響外傷」

📌 原因:

  • 音楽フェス、花火大会、屋外ライブなどの大音量

  • 長時間ヘッドホン・イヤホンで音楽を聴く


📌 症状:

  • 耳鳴り、こもった感じ

  • 聞こえにくさ(特に高音域)

  • 聞こえの変化がイベント後〜翌日などに現れることも


📌 対策:

  • 大音量の場では耳栓の使用を検討(特にお子さまに有効)

  • 「60/60ルール」(音量60%、60分以内)を守る

  • 長時間聴いた後は「耳を休める時間」をつくる


まとめ

 夏は耳にとって負担が多くなる季節です。だからこそ、「耳をかかない」「耳掃除しすぎない」「湿気をためない」など、小さな工夫がとても大切です。異常を感じたら自己判断せず、専門の耳鼻科に相談するのがベスト。自分の耳の状態を知ることも、夏を健康に楽しむ第一歩です。耳も、肌や髪と同じように“季節のケア”が必要。今年の夏は、耳も一緒にいたわってあげましょう🌿

 
 
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