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集音器の仕組み、簡単にわかる!

■ はじめに

 「集音器って、どうやって小さな音を大きくして聞こえるようにしているの?」そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

 集音器は見た目は小さいですが、中には音を聞き取りやすくするための工夫がたくさん詰まっています。今回は、基本的な集音器の仕組みについて、専門用語をできるだけ使わずにわかりやすく解説します。

集音器の仕組み

■ 集音器の仕組み

① マイク(音を拾う)

 まず、集音器に付いている小さなマイクが、あなたの周りにある音(人の声・物音・テレビの音など)を拾います。


② アンプ(音を大きくする)

 次に、「アンプ」と呼ばれる部品が拾った音を大きくする(増幅する)役割をします。この部分がしっかりしていると、小さな声でもはっきり聞こえるようになります。


③ スピーカー(耳に届ける)

 最後に、音を小さなスピーカー(イヤホン部分など)から耳に届けることで、実際に「聞こえる」状態になります。

この3つの流れが、集音器の基本構造です。


■ その他の工夫もいっぱい!

最近の集音器には、以下のような便利な機能も搭載されています:

  • ノイズキャンセル機能:風の音や雑音をカット

  • ハウリング防止機能:ピーピーという音を抑える

  • モード切り替え:室内・屋外・会話モードなど使い分け可能

  • 指向性マイク:前方の音だけを集中して拾う

これらの機能があることで、より快適に、自然な聞こえ方ができるようになっています。


■ 集音器と補聴器の違いは?

「補聴器」と「集音器」は似ているようで違う部分もあります。

比較項目

集音器

補聴器

医療機器認定

なし

あり(管理医療機器)

購入方法

ネットや家電量販店

専門店・病院中心

音の調整

自分で調整

専門スタッフが調整

価格

比較的安い

高価なものが多い

「聞こえに少し不安がある」「とりあえず試したい」という方には、まずは集音器から始めるのもおすすめです。


■ まとめ

集音器は、小さな音を大きくしてくれる小型の音の拡大機。マイク・アンプ・スピーカーの3つが連携して、あなたの耳に音を届けています。

最近では高性能な集音器も増え、「自然な聞こえ方」「使いやすさ」も進化しています。仕組みを知っておくと、「なんでこういう音がするんだろう?」という疑問もスッキリしますし、より安心して使えますよ。

 
 
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